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月夜の海、朔の森

学校文法への違和感が示すところから

職業柄、学校文法には、一般の人よりもやや強く関わりを持ち続けているものだから
日頃、何かと学校文法に関して違和感を覚えることも多く
かといって、文法学者ではないし、その違和感を学術的に考察するなどということは
試してみたこともなかった。
ただ、自分の言語感覚から「こうではないのかな?」と思える事柄について
ブログなどでチョコチョコと書き出してみるだけの、極めてワタクシ的な覚書が
いくらか溜まっては、きていた。

今後も、学問としての考察をするつもりはないけれど
自分の言語感覚に沿う趣旨の「文法に関する新しい発想」を書籍などを通じて知ったときは
それまで(疑いながらも)常識だった事柄が、ガラガラと音を立てて崩れ去る(ある意味、破壊と再生)の心地よさに誘われて、なにやら書いていこうとは、思う。

前々回のブログで、過去の助動詞「き」「けり」について
思い浮かぶままに書いたところ
藤井貞和さんの本『日本語と時間』『日本文法体系』をコメントで紹介いただき
早速購入して(2冊続けて)読んでみると、なんとも気持ちのいい破壊ぶり(笑)で、
非常に楽しく読ませていただいた。

あまりにたくさんの「破壊」(いい意味で言ってます)が、一気に押し寄せたため、
私の頭の中の整理が追いつかず、どこからどう手をつけてよいやら皆目見当もつかないが
何か外に出さなければ(書くなりしゃべるなり)落ち着かず、頭の中にワンサワンサと
言葉の欠片が湧き上がってきてかなわない。

こんなことを書き並べているくらいなら、早く本題に少しでも入ればいいものを・・・
と、思いつつ、今日は、やはりこれ位しか書けそうにない。
(ちょっとザンネンでクヤシイ)

そうだ、一つだけ、短く書けそうなことがある。
そこだけ書いておこう。

それは、文語文法において、『助動詞の意味』とされているものは、「意味」ではなく「機能」であるというところ。
例えば、学校文法では、「けり」の意味は「過去」と「詠嘆」
「む」の意味は「推量」「意志」「適当・勧誘」「仮定・婉曲」・・・
であるが、著者によると、そんな風に、機能に名前をつけて、こんな使い方もあると発見するたび、次々に新しい「意味」として二字熟語の名づけを増やしていっているだけということ。
これには(も)大きく拍手したくなった。
著者は、助動詞と呼ばず「助動辞」と呼ぶので私もそれに倣うが、
助動辞の意味というものは、そんなこまごました「機能」のことではなく
その助動辞が、本来持つ(より大きく深い)意味を辿り、
共通性を見つけなくてはいけないと思う。(アナロジー思考に通ずる気がする)
(だから、高校生が助動詞の意味を丸暗記して、さらにその違いの見分け方を習うのはナンセンスだということを、ここでも確信!)

「けり」を例に挙げて説明したくなってきたが、これ以上書くとかなり長くなりそうなので
また、いつかの機会に書いてみたい。




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