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月夜の海、朔の森

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花のにおい、草いきれ

春も終わりに近づくと
蜜柑の花の匂いが 私のまわりに充満する
「ゴールデン・ウィーク」などという言葉が 存在する以前から
時節の到来を知らせて いっせいに開く 蜜柑の花

人が すっかり眠りについた深夜には
より一層 その匂いを強め、まるで誰かを呼ぶように
密かに せつなく 匂うのだ

私の初夏は そうやって 始まる

やがて 梅雨が来て 去った後の
真夏の庭は 草いきれで むせかえり
私は 思わず 息をのむ
あまりの 懐かしさに・・・

匂いは
衣服のように 身にまとうものではないし
ましてや、装飾品のように 身につけて 
他人に嗅いでもらうものではない

それは、多分
自分と 自分を包む世界との 出会いの約束
合言葉のようなもの








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数は
高い空のかなたから 舞い降りてきた 天使
木の葉のかげに そっと隠れたり
花びらの上に ちょこんと座ったり
蝶の羽に乗っかって ひらひら揺れたりしながら
わたしたちを 見守り続ける
・・・天使たち
この世界が 示唆に満ちているのは
そのためだ
数は
優劣を競うためにあるんじゃない
数を 貶めるのは もう よそう
数は 天使
神の・・・
ピュアな 使い
                         (2013/11/29)




2013年11月29日
秋もそろそろ終盤を迎えようとする頃
私は、テストの採点に追われていた。

毎度の事ながら、採点には苦痛がつきもので
目の疲れ、右手の痛み、肩の凝りに加え
平均点や最高点、最低点などに
私の心はぐったりと沈みこんでいた。

点数をつけるという作業は、なかなかにしんどいものだ。
特に国語の場合、採点基準というものがかなり厳しく設定される。
「なぜそれが正解なのか(あるいは正解ではないのか)」
という理由が、明確に説明されなければならないから
どのクラスでも一様に、統一した基準で採点することになる。
もちろん、そうでなければいけないだろうし、それで一向に構わないのだが
まあ、いろいろと、まあ・・・
難しい場合もあるわけで・・・

クラスの平均点を競うようなところも無きにしも非ずで・・・

そんなこんなが影響して、テスト期間中は
だいたいブルーな気分のことが多かった。
(今はそんなことはない。当時勤務していた学校が進学校だったということも、ある程度関係している。)

そんなある日、朝の出勤の車の中で
あちこちに数字のマジックというのか、
数量的な数字ではなく、有機的な「数」の世界が見えたのだった。

わあっ!
と、私は小さく声をあげ、心のノートに書きとめていき
学校に着いて、さっそく紙きれにそれを書き記したのだった。

それが、上の詩の原型になった。

このブログにアップしたのは2015年9月15日で
今回は再掲になる。




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種子

植物は 種子を落とす

種子は 土に着床し 地中ではぐくまれ
地上に 芽を出す

地球は おおいなるたった一つの 卵子なのかもしれない
たくさんの種子をはぐくむ 子宮としての 地中
植物にとっては・・・


動物の、表面的な性のありかたを 基準に
植物の性の営みを 見ることはできない

雌しべと雄しべは あたかも 動物の雌雄のようではあるが
種子が着床するのは あくまで 土なのだ

雄しべと雌しべは 人間にたとえれば
男性性と女性性のようなもの
肉体的な性別にかかわらず、だれもが内に秘めている両性が
具現化した姿

一人の人間の中で 雄しべと雌しべの交配がなされ
ふくらみ熟れる果実となり やがて種子を落とすとき
それは 見えない地球に蒔かれるのだ
そして、見えない地球という 子宮に抱かれ
次世代へと受け継がれ 新たな芽を出し 
全く別のものへと 生まれ変わる




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