お知らせ(10)
詩(190)
散文詩(14)
おとがたり(96)
おはなし(7)
俳句かな?(5)
みそひともじの(10)
覚書(20)
夢(17)
如月妄想録(18)
ヌーソロジーことはじめ(11)
ブログ(124)
日記(21)
猫その他(3)
未選択(0)
忍者ブログ

月夜の海、朔の森

埋葬

コビトたちが 私を囲んで
埋葬の儀式を 執り行っていた

私は 草の上に 仰向けになり
目を瞑り まさに 天上に昇ろうとしていた
あたりは 薔薇の香りで 満ちている
コビトたちが 祈りの歌をうたう

眠りにつく直前の ほんのひとときを
そんなふうに 私は コビトたちと過ごした

コビトたちは グノームと呼ばれる「土の妖精」
この世の 物質的な目では けして 見えない存在

だから、埋葬というのも 通常の「死体を土に埋める」ことではなく
目を瞑り 横たわる私も 通常の「肉体の私」ではなく
薔薇の香りも 人工的な香料はもちろんのこと
現実に咲いている薔薇の花から発する匂いではない

これらの描写は すべて 象徴と 見るべきなのだろうが
これこそが 本質的な意味では 現実と呼びうるものだ



ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村


拍手[0回]

PR