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月夜の海、朔の森

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花のにおい、草いきれ

春も終わりに近づくと
蜜柑の花の匂いが 私のまわりに充満する
「ゴールデン・ウィーク」などという言葉が 存在する以前から
時節の到来を知らせて いっせいに開く 蜜柑の花

人が すっかり眠りについた深夜には
より一層 その匂いを強め、まるで誰かを呼ぶように
密かに せつなく 匂うのだ

私の初夏は そうやって 始まる

やがて 梅雨が来て 去った後の
真夏の庭は 草いきれで むせかえり
私は 思わず 息をのむ
あまりの 懐かしさに・・・

匂いは
衣服のように 身にまとうものではないし
ましてや、装飾品のように 身につけて 
他人に嗅いでもらうものではない

それは、多分
自分と 自分を包む世界との 出会いの約束
合言葉のようなもの








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